単にひのきの柱といっても、産地により様々な特徴があります。
温暖な地方のひのきは成長が早く、植えてから40年位で柱として使えるようになります。
一方、岐阜県の東濃地方といわれる、比較的寒い地域で育つ東濃ひのきは、成長がゆっくりで(年輪が細かくなる)柱として使えるまでに、50~60年以上の年月がかかります。
年輪が細かいということは、まず見た目が美しいという特徴があります。さらに、木に粘りがあり耐久性に優れていると言えます。
また、東濃ひのきは色が淡いピンクで艶や香りがよいのが特徴です。
大黒柱のある家
当社は主に、骨太の木材を用いた木造在来工法を手掛けております。
柱は、総ひのきで大黒柱7寸角(約21㎝角)、通し柱5寸角(15㎝角)、管柱4寸角(12㎝角)土台は、ひのきの芯材の付いた4寸角を標準仕様としております。ひとまわり骨太の構造体は、築年数の経過によるガタツキをおさえ高い耐久性を発揮します。
また、ひのきの土台は白蟻にも強いのが特徴です。
耐震強度については、現在の建築基準法の設計基準よりも、壁の筋交(すじかい)を増やすことで余裕を持たせた家造りを心がけています。
家は一生に一度の大きな買物です。せっかく建てるのならば、良質な太い木材を用いた耐久性のある家をおすすめします。ひのきの柱は、100年経っても呼吸をしながら生きています。
保険について
弊社の住宅瑕疵保険は、現在(財)住宅保証機構による「まもりすまい保険」に加入しています。
日本には、春夏秋冬といった四季があります。
特に梅雨時は、室内の空気がジメジメします。壁ボードの上に2ミリ程度の珪藻土を塗る家も調湿効果がありますが、土壁で出来た壁は厚みがあるため、それ以上の優れた調湿効果を発揮します。
特に、和室は本格的な純和風の部屋ができます。部屋に入った時のひのき柱やいぐさ畳の香り、そして空気は土壁ならではのものがあります。
伝統的な土壁工法の家は、日本の風土にあった家と言えます。